自律神経という他人

2019.06.11

昔から、といってもオジサンになってからですが、寝床に入っても神経が昂ぶって寝付けないとき、自分の体が切り刻まれるのをイメージすると、なぜかリラックスできて眠れることがよくありました。体が切り刻まれるといっても、スプラッターな感じではなく、あくまで抽象的にイメージするだけです。

その後、自律神経訓練法というのを知り、これは無意識に自己流で似たようなことをやっているのではないかと思うようになりました。自律神経訓練法というのは自己催眠の一種で、意思ではコントロールできない自律神経をリラックスさせるやり方です(浅薄な知識で書いていますから正しくはググってくださいね)。大雑把には、瞑想も似たようなところがあると自分では理解しています。

ようは、なかなか興奮が鎮まらない自律神経という自分の中の他人に、なんとかして静かになってもらうための方法です。 自分の体が切り刻まれるというイメージ は、体をくまなく走っている交感神経(活動させる方の自律神経)を分断して、興奮を鎮めようとしていたのだと思います。

最近は、 自律神経訓練法を自分なりにアレンジして取り入れています。体のパーツを足から順に意識して、一つ一つスイッチを消していくのです。「足、スイッチオッフ…」 「ふくらはぎ、スイッチオッフ…」 と、ゆっくり心の中でつぶやいていくと、頭までいく前に眠っていることもあります。眠りが浅くすぐ目が醒めてしまうのはどうしようもありませんが、続けているとそれも少しはマシになるような気がします。

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